2014年1月31日金曜日

どろぼうの名人 中里 十 [★★★★/☆☆☆]

どろぼうの名人 (ガガガ文庫 な 4-1)

姉の仕事仲間である女性と共同生活を送ることになった少女の話。


姉の周囲ではかなりの事件が起こっているのですが、物語が何も知らない少女目線で描かれているので、「なんかヤバイことになってる」程度のことしかわからず、ただ人間関係に気を使いつつ日常を過ごす少女の話が繰り広げられる不思議な小説でした。

世界観自体に突飛な設定があるので、なかなか物語に入り込めず、読むのがちょっと疲れます。
人間関係が百合一色なので楽しいと言えば楽しいのですが、語り口が淡々としすぎていて感情移入し辛かったです。

百合度:★★★★
総評 :☆☆☆

個人的な好みですが、小説でこれから起こる事を過去として語られると、ちょっと萎えます。

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